ベーシックインカムの罠

だいぶまえにベーシックインカム(BI)についての記事を書いたことがあるんですが、あれからしばらく経って今の考えを改めて書こうと思います。

BIが何なのかは知ってる人も多いと思うので、今回は説明しません。

以前はBIを反対しているという内容の記事を書いて、その考えは今でも変わっていません。だけど世間的にはBIを期待してる人が多い印象があります。

その理由はおそらく「月○万円無条件で貰える」という点にしか目がいってないせいで、デメリットの部分を考えてないからだと思います。

政府「皆さんに毎月7万円支給します!安心して生活してください!」

と言われたらどうですか?嬉しいですね。人によっては小躍りしたくなるかもしれません。しかしこれには大きな落とし穴があるのです。

そのマイナス面とは、

 

社会保障が無くなり医療費が10割負担になる。

・消費税が30~40%になる可能性がある。

・何らかの理由で働けない人が生活出来なくなる。

 

医療費や消費税が大幅に上がってしまうのも問題なんですが、一番は何らかの理由で働けない人が生活出来なくなるというところです。

BIの上位互換である生活保護を残した状態にするか、何か別の救済処置があれば良いですが、この辺が解消されない限りBIの実現は難しいんじゃないかと。

仮にBIのみになってしまったら生活出来なくなって死んでしまう人も出てくるはずなので、生存権を無視したことになります。

じゃあ、あの憲法(25条)は何だったの?という話になりますよね。

既に気付いてる人もいるでしょうが、BIを推進してる人達ってどんな人か分かりますか?何かと富裕層が多い気がしますね。

…この辺にしておきます。

 

ではまた