革命的なアルバム

過去にメロコアという音楽ジャンルにハマっていた時期があって、CDはもちろん関連の雑誌も定期的に買って読んでいました。今もあるか分からないけど「クロスビート」という名前の音楽雑誌でした。

70年代後半から2000年代に至るまで、PUNKの音楽スタイルは時代ごとに全く異なります。そのなかでも特に90年代の「メロディック・ハードコア」というジャンルを好んで聴いてました。

代表的なバンドを挙げると、バッドレリジョン、NOFX、ペニーワイズ、ノーユース、ラグワゴン、ストラングアウト辺り。商業的には成功しているグリーンデイやランシドは曲が合わずハマらなかったです。

個人的には哀愁があってハードコア要素の強い曲が好きだったりするので、同じメロコアバンドであっても時期(アルバム)によって好みが分かれたりします。

あとかなりマニアックな話ですが、日本版のライナーノーツ(解説)を読むのも楽しみのひとつでした。当時(20代前半)はネットをしてなかったので、そこから他のバンドを知るきっかけにもなりました。

どういう曲がメロコアなのか文章で説明すると難しいのですが、簡単に言えば「速くてメロディックな曲」がメロコアです。

バッドレリジョンの「サファー」というアルバムがきっかけで、ハードコアパンクのビートにメロディやコーラスを乗せるというスタイルが全世界に広がりました。

今となっては珍しくないですが当時は革命的なアルバムとして紹介されていました。解説が大貫憲章氏なのもポイントですね。

このアルバムは15曲入りで26分しかなく、ほとんどの曲が2分以内。

すべてはここから始まったというメロコアの元祖的な作品です。

 

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