グレーゾーンの生き方

最近ある読者の記事を読んでいて、気になる内容があったので自分の考え方について書こうと思います。ちなみにこれが正しいとか間違ってるという話ではありません。

テーマは「ギリ健」についてで、いわゆるグレーゾーンと呼ばれるような人達が社会でどうやって生きていけば良いのかというような内容でした。

自分は定期的に心療内科に通院して障害者手帳も持っているので「障害者」という枠になってますが元々は一般雇用で働いていました。

これは人によって捉え方が違うと思いますが、自分自身は「障害者」になってからのほうが生きやすくなりました。

それまではアルバイトや派遣(工場や倉庫業)をやってましたが、人間関係や仕事に適応出来なくて職を転々としていました。大体は初日とか数日で辞めてしまって長くても1~2年程度といったところ。

30歳を過ぎた辺りで「自分はちょっとおかしいのかも」と思うようになり精神疾患のことをネットで調べるようになりました。その時点ではまだ心療内科に行く勇気がなくて30代後半になるまで負のループを繰り返すことに。

小学校から中学を卒業するまで場面緘黙だったことや、社交不安を知ったのも30歳を過ぎてからでした。今思えば子供の頃から「普通」ではなかったのに本人はそこまで重く考えてなくて「性格のせい」だと思い込んでいたのです。

生活保護を受けてからはA型事業所で数ヶ月働いてましたが、本来なら20代の頃にやっていたかったなという気持ちです。

A型を辞める相談をしたときに職員から「君はB型に行くレベルではない」と言われたことを覚えています。そこでは仕事がそれなりに出来ていたので、もっと上を目指しなさいというようなことだったのでしょう。

しかし自分自身はそれを望んでいません。

A型からステップアップして障害者雇用になって最終的には一般雇用で…。

果たしてそれが自分にとって幸せなことなのでしょうか?

そうは思いません。

何故ならその最終目的は過去に散々やってきたので二度と戻りたくないという気持ちがあります。せっかく負のループから抜け出せたのにまた自分からアリ地獄に入っちゃうの?って思うんですよね。

なので人生のハードルを下げることで生きるのが楽になりました。

これは賛否両論あると思いますが自分は出来るだけゆるく生きたいので、これからも世間体だったり周りの意見に流されずやっていきたい。

 

※この記事は過去にオクラ入りしたものです。