社会不安障害

今回は自分の病状について書いていきます。

子供の頃から人見知りで幼稚園では一言も喋れず、小学生の頃は出席の返事以外は喋れず、中学生の頃は授業中先生に指されたとき以外は喋れませんでした。

なのでクラスの人とコミュニケーションをとる方法は首振りか筆談のみというのを約10年間続けたことになります。この症状が場面緘黙によるものだと知ったのは大人になってからでした。

高校生になってからは環境が変わったことで多少は話せるようになりましたが、人見知りなのは変わらず、自分から話せるような人はごく僅かしかいませんでした。

社会人になってからはむしろ、中途半端に話せるせいで子供の頃よりも生き辛さを感じるようになりました。

社会不安障害で何が困るの?という人のために例を挙げると、挨拶が出来ない電話に出れない複数人の会話に入れない自分から話しかけられない会食が出来ない飲食店で注文するときの「すいませーん!」が言えない、など。

あくまで自分の場合ですが、いま思いついただけでもこれだけあります。

挨拶にしても普通の人なら何も考えずに自然と言葉を発することが出来るんでしょうが、自分には結構ハードルが高いことなのです。毎朝出勤して挨拶するのが億劫で仕事をするうえで嫌なポイントでした。

こんな状態で社会で上手くやっていけるわけがないですよね。でも世の中には自分と同じような症状で悩んでる人はたくさんいるんだろうなと思っています。

周りがちょっとあの人おかしいなと思っても、面と向かって「精神科に行ったほうがいいんじゃない?」なんてなかなか言えないですからね。

例えばクラスに場面緘黙症の子がいても担任の教師は親に言えません。それと一緒です。

アナタのお子さんは障害があるかもしれないから精神科に連れていったほうがいいですよ😊」なんて言えますか?つまりそういうことです。

そんなことを言われたら傷付いたりショックを受けたりするだろうし、自分が逆の立場だったとしてもおそらく言えないだろうなと思います。特にそんな深い関係でもないなら余計に言えないでしょうね。

ちょっと長くなってしまったのでこの辺にしておきます。