場面緘黙という病

自分は幼稚園の頃から中学を卒業するまで家族意外と喋ることが出来ず、その原因が場面緘黙だと知ったのは大人になってからでした。それまでは内向的な性格のせいだと思い込んでいて、ずっと生きづらさを感じていました。

大人になってからも後遺症的なものは残っていて、職場で自分から話しかけることが出来なかったり、複数人の会話に入れなかったりするのが悩みでした。

そんな感じだから社会に出ても人間関係が上手くいかず転職を繰り返して、どこかに出かけるときも一人で行動することが多かったです。

場面緘黙症という言葉を知ったのは偶然で、ネット検索しているときに見つけて調べてみたら幼少期の自分にピッタリ当てはまっていて、喋れなかった原因はこれだったのか!と30過ぎにして初めて気付きました。

それからTwitterで場面緘黙のことを検索したら、現在も緘黙で悩んでいる人や、元緘黙だった人のアカウントがたくさんいて驚いたのを覚えています。

場面緘黙は家では普通に話せるし、なかなか障害だと認知されず(本人も周りも)生きづらさの原因が分からないまま一生を終える人もいると思います。

自分が幼少期の頃なんかネットがまだ普及してなくて、知る手段がなかったけど今はSNSYouTubeで情報を得ることが出来るようになりました。

それでもまだまだ知名度は低いのでもっと認知されるようになることを願ってます。