生保受給者が働かない理由

このタイトルだけ見ると誤解されそうなので言っておきますが、生保受給者全員がそうではなく普通に働いてる人もいます。ただ全体的に見たら無職の人のほうが多いんじゃないかと思っています。

その理由ですが、生活保護を受けていて一定額以上の給与を受け取ると、保護費が引かれてしまうからです。自分のことを例に出して説明します。

去年、A型作業所で数か月間働いていて月に7万円ほど給料を貰っていました。

給与明細を渡されたら福祉課の窓口に提出する必要があるんですが、基本的に15000円を超えた分の給料は翌月の保護費から引かれることになります。

なので本来の保護費が仮に12万だとしたら、働いた分の7万円+保護費65000円といった感じで調整されてしまうのです。一応15000円分は控除されるのでプラスにはなりますが、それ以上はタダ働きになるということ。

ちなみにB型作業所の場合は、月の給料(工賃)が15000円以内のところがほとんどなので引かれることはありません。そのため生活保護でB型作業所に通ってる人は結構な割合でいたりします。

あと労働収入以外だと雑所得というものがあって、これは働いて得た収入以外のものが該当します。例えば物を売って得たお金とか臨時収入的なものです。こっちは8000円以内までが控除されます。

生保受給者のなかでも意外と知らない人もいると思うので、就労控除について書いてみました。参考になれば幸いです。